ITK社長 岩田真太郎

岩田 真太郎Shintaro Iwata

ハンドロイド開発者

1979年生まれ ITK社長・岩田鉄工所 専務取締役・FMいちのみや パーソナリティ(シンタとケンジの秘密基地ゴールド)
ITKの研究開発室長として数々のプロダクトの開発を指揮し、不可能を可能にする“モノづくり”をしている。

ITKが開発しているハンドロイドとは、どのようなロボットでしょうか?

ハンドロイドは、遠隔操作が可能な五指可動型のロボットハンドです。一般的なロボットハンドは各関節にモーターやギアが内蔵されていますが、ハンドロイドはモーターなどの動力を前腕部に収め各指をワイヤで牽引することで、人の手と同じような構造で滑らかな動作ができます。更に手首2軸・肘2軸・肩3軸のアームを設け自由度を高めています。

ハンドロイドが“人型の5本指”である理由はなんでしょうか?

人は日常生活の中で、朝起きて歯を磨く、コップで水を飲む、箸でご飯を食べる、鍵を使ってドアを閉めるといった様々な動作を簡単にこなしています。現代社会では、あらゆる製品が人の手に使いやすくデザインされています。従来のロボットはアームの先端に専用ツールやグリッパーを取り付けて作業を行なっていますが、これからは人と同じように道具を使いこなすロボットハンドが必要とされると推測しています。そのためには、2本や3本指ではなく、人と同じような5本指であることで、あらゆる道具が使えるようになるのではと考えています。

開発するにあたって特にこだわっていることはありますか?

使いやすさとデザインです。遠隔操作を行う場合、複雑なインターフェースでは操作性が低下します。まるで自分の身体のように直感的な動作を行うためには、指の長さや関節の位置などが人と同じレイアウトであり、さらにオペレーターの手や腕の動きを正確にセンシングする必要があります。ハンドロイドは専用に開発したデータグローブと外骨格型コントローラ「サイボーン」を装着することでオペレーターの腕や手の動きをリアルタイムで再現することができます。ロボットだから指や関節を増やして機能拡張する発想ではなく、可能な限り人の手に近づけることにこだわっています。

ハンドロイドについて語る岩田真太郎

ハンドロイドはどのようなニーズがあると考えていますか?

実績としては大学や研究機関などの研究開発用途ですが、将来的にはヒューマノイドロボットや災害用ロボット、宇宙などの極限環境下での作業ロボット、工場などで自動化されていないライン、医療や介護の現場、人の動きに近づけば近づくほどニーズは広がっていくと考えています。

その中で実用化に向けた取り組みなどがあれば教えてください。

湘南工科大学の森研究室と共同で開発している皮膚センサを使った、次世代型の電動義手の開発が最終段階を迎えています。実用化に向けての課題は多いですが、専門家、医療関係者、実際に使用される方の意見を踏まえ、早期実用化を目指しています。

テレビ等の映像作品に協力的な理由を教えてください。

どれだけ良いモノを作っても、多くの人に知ってもらえなければ意味がありません。まず知ってもらい、使ってもらう。そこで新たな意見や課題が生まれ、それを解決することで技術が進展します。より良いモノを生み出すためには、まずは知ってもらうことが重要だと考えているからです。

ITKは新しい技術を生み出すことではなく、開発した技術や製品が社会に届き、人の役に立つことを目的としています。それが我々の存在意義だと思っていますし、最大のモチベーションになっています。
夢や目標を実現するには自ら実行するしかないですから。

素描(岐阜新聞 2017年9月~10月掲載)

岐阜新聞の連載コラムにハンドロイドの開発秘話を執筆させていただきました。
※画像をクリックすると拡大されます。

  • 素描1
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メ~テレ「SUCCESS」

メ~テレ

indeed(その仕事が、ロボットを動かす篇 )

インディードCMの10秒目辺りから、ハンドロイドが登場します。

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